会津朝日岳1,624m(03.06.22)    コース:赤倉沢(1時間)三吉ミチギの清水(1時間)人見の松(30分)叶の高手(45分)バイウチの高手(35分)会津朝日岳(2時間30分)赤倉沢
もうすぐ最後の清水
最後の水場へあと一息
会津朝日岳への登山ルートは赤倉沢からの1本しかない。駐車場はまずまずの広さだ。歩き出してすぐに沢を渡り、10分ほどで荒禿沢。30分ほどしていったん右岸に渡る(赤倉沢越)がじきにまた左岸へ渡渉し、以後はずっと左岸を行く。赤倉沢越からは傾斜が増す。三吉ミチギの清水で一息つくも、再び急登にあえぐ。
人見の松
人見の松
右に浅草岳が見えはじめ、ようやく視界が開けてくると、人見の松という眺めの良い場所に着く。清水からここまで苦しい樹林のなかの登りだった。ヒメサユリが咲いていた。

会津朝日岳を望む
会津朝日岳を望む
人見の松から尾根道を進むと、目指す朝日岳の頂上部が少し見えてきて叶の高手に着く。ただ、叶の高手は展望がきかない。休憩するなら手前のピークのほうが良い。


大クロベを仰ぐ
大クロベを仰ぐ
叶の高手から下り始めると2本の見事な大クロベに出会う。ときおり朝日岳のスラブが見える道をさらに下って鞍部へと着く。鞍部には残雪があった。少し登ると右の林に避難小屋がひっそりと建っていた。

山頂間近でシラネアオイに会う
山頂間近でシラネアオイに会う
鞍部から樹林の中を20分ほど急登し、バイウチの高手に着く。少し緩やかに進むと樹林帯が終えて残雪の岩場に出た。振りかえれば来し方の眺めが良い。シラネアオイを愛でながら滑りやすい斜面を牛歩する。ここまで来れば会津の名峰朝日岳山頂ももうすぐだ。頂上からは会越の名山が360度で見渡せるはず、と頑張る。

会津朝日岳山頂
会津朝日岳山頂
三等三角点のある頂上からは間近の丸山岳から右回りに至仏山、平ケ岳、谷川連峰、荒沢岳、中ノ岳、越後駒ケ岳、守門岳、浅草岳、会津駒ケ岳と会越の名山が望めた。