岩櫃山は吾妻線の郷原駅(無人)の北側に立つ。名前が示すとおりの岩山で、ふもとから容易に特定できる。登山口には駐車スペースがほとんどないので、駅前駐車場にとめた。線路沿いに東に進み、踏切を渡って登山口へ向う。案内板が随所にある。20分で密岩通り(左・中級)と赤岩通り(右・初級)の分岐に着いた。 周回するなら密岩からが良いだろうが、あえて通りの少ない赤岩通りを登ることにした。集落を過ぎ竹林を抜けて右へ行くと、すぐに立派な道標の立つ登山口(ここまで舗装路だった)。 杉林のなか、鋳物の丸太で組んだ階段状の道を登る途中、カモシカに会った。 赤岩通りには赤い巨岩・絶壁が両側にそびえたつ(写真右)。 |
赤岩通り |
右に原町からの道を合わせるとすぐに天狗の蹴上げ岩だ。ここから沢コースになる。大岩のすきまを縫うようにして鎖場を登り、大きな倒木をくぐる。 八合目からは裏通りと呼ばれる尾根道を登る。途中ヤセたところもあるが、間もなく展望360度の露岩の上に立つ。岩櫃山頂北隣のピークのようだ。山頂は目前にあり、鎖をよじ登る登山者が良く見えた。 |
北隣のピークをいったん下り、目指す山頂へと鎖場を登る(写真下)。山頂は狭そうなのでザックを置いて登った。結構急だが、岩場は二段になっていて、初心者でも注意すれば大丈夫だろう。山頂からは北関東の山々が一望だ。密岩通りへの下山は、山頂部を右へ回り込んで尾根を越え、鎖場を降りる。 |
続いて石門をくぐる。 |
鷹の巣遺跡への道を左に分け、小ピークへ越え、鎖場を降りると天狗のかけ橋に出る(写真右)。つかまる所もないヤセ尾根だが、迂回路もある。ここを過ぎればあとは密岩口まで20分の下り。駅までは更に30分、車道を歩く。 |
天狗のかけ橋 |