名山苗場山への最短ルートは3合目まで車で上がれるこの小赤沢コースらしい。小赤沢は長野県栄村だが冬期は新潟県津南町から入れるのみで、秘境といわれる信州秋山郷の一集落。3合目までの道は概ね舗装で、急坂だが走りやすい。工事中の場合は小赤沢の奥の上ノ原から3合目へ車可だが、こちらは未舗装が多いらしい。3合目は数十台の駐車が可能。なお、写真の山は苗場山ではない。 (00/07/20) |
3合目からの登山道は樹林帯の中の尾根道を登るが、ヤブもなく木々も疎らで歩きやすい。6合目の先に水場があるが、そこから先は急登となり、岩場・鎖場と続き8合目までがこのコース最大のヤマバか。ただし、危険というほどの処はない。全行程を通じて写真のように道標が多く、所要時間や標高も記されていて有難い。 (00/07/20) |
8合目の標識を過ぎると樹林を抜け、右手後ろに鳥甲(とりかぶと)山の険しい山容が迫る。やがて坪場という平原に出る。左には苗場の山頂が望める(写真)。広大な平頂の片隅にたどりついたという感じで、思わず感嘆。 (00/07/20) |
坪場から池塘を見ながら木道をたどり、右に和山からの道を合わせ緩やかに登れば、15分ほどで9合目の標識。いったん平原から再び林の中に入る。しかしこれもわずかの時間で、佐武流山・赤湯方面からの道と合流し、残雪の苗場山の頂上湿原に進み出る(写真)。右手には谷川連峰が見える・・・はずだが、天候が悪かった。 (00/07/20) |
山頂の苗場山自然体験交流センター(写真左)。これは長野県栄村の管理。このヒュッテ前の笹の密集した道を進むとひょっこりと遊仙閣の裏手に出た。
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樹林で展望を遮られた遊仙閣の裏庭(?)に一等三角点がひっそりとある。ちょっと見つけにくい場所だ。この小屋は新潟県側に建っている。遊仙閣も交流センターもともに売店があったが、肝心の現金を全く持って来なかった。 (00/07/20) |