大蔵山 864m(01/03/02)    コース:いずみの里(1時間25分)五合目(1時間)大蔵山(1時間10分)いずみの里
村松からの大蔵山
村松からの大蔵山
吉清水を過ぎ、知的障害者更生施設「いずみの里」の先の駐車場に車をとめる。なお、駐車場は狭いので、シーズンには満杯になる。駐車場から林道を進み、河原の登山口に着く。ここにも駐車場があるが、この時期は雪で入れない。胴腹清水経由で菅名岳へは更に林道を進む が、ここは新井沢にかかる橋を渡り杉林のなかの階段坂コースを登る。祠の脇を過ぎて林道を横断すると、急な階段があるのでこれを登る。
残雪の稜線を行く
残雪の稜線を行く
登山口から20分ほどで1合目の標識、以後10〜15分毎に各合目の標識がある。2合目を過ぎ、やがて杉林を抜ける。3合目あたりから、はっきりとした大蔵尾根の道となる。4〜5合目はブナ林の緩登。8合目あたりから樹間左に菱ケ岳、鳴沢峰、菅名岳が良く望めるようになり、大蔵山山頂も見えてくる【写真】
山頂の標識
山頂の標識
吊鐘が建つ大蔵山山頂はあまり広くない。山頂の標識は豊富な残雪に埋もれて頭が少し見えるのみだった。

大蔵山山頂
大蔵山山頂
山頂からの眺めは素晴らしい。阿賀野川・磐越道など越後平野、護摩堂山など田上町の山並み、白山・粟ケ岳・矢筈岳など雪に覆われた川内山塊、間近に三五郎山から菅名岳・鳴沢峰へと続く稜線、阿賀野川ごしには宝珠山・菱ケ岳・五頭山、遠くには蒜場山など360度の眺めをたんのうした。
三五郎山への稜線
三五郎山への稜線
大蔵山から三五郎山・菅名岳と縦走して、胴腹清水経由でもとの登山口に周回できるコースがあるが、ほとんどの登山者がそうしたように我々も往路を下山した。
大蔵山は平野部から良く見え、菅名山塊のなかでも麓に近い一峰であるが、凡庸とした姿のためか、山好きな者でもなければあまりその名を知らないかも知れないが、この大蔵尾根コースは全体的に緩やかで難所もないので、雪山初心者には丁度良いだろう。なお、この日は登山者が多く、ツボ足で登ることができた。