猿倉登山口は約200mくらい離れて下の北口と上の南口の2ヵ所があるが、ガイドブックによれば南の方が歩きやすいとあったため、南口に車をとめる(駐車車両は上のほうがやはり多い)。駐車場はどちらも広い。ここに着いたのが11時20分と遅かったので、気があせる。降ってはいないが、天候は良くない。 (00/06/25) |
登り始めて10分ほどで北口からの道と合流し、樹林帯を一本調子に登り続ける。登山口から高山植物の咲く小田代までは1時間ちょっとで到着。ここから更に30分の登りで田代山の山頂湿原に入る。木道をたどって帝釈山方向に進めば、やがて右手に弘法沼が現れ、あたり一面高山植物で素晴らしい。写真は山頂湿原のイワカガミ。 (00/06/25) |
どこが最高点かも良くわからず、突き当たりの標識を左に帝釈山方向へと緩やかな登りで木道を進む。標識を右へ行けば木賊(とくさ)温泉へと下る道だ。この日は天気が悪く展望は得られなかったが、チングルマ(写真)をはじめとして、ワタスゲ、タテヤマリンドウ、イワカガミ、ヒメシャクナゲなどが充分目を楽しませてくれた。 (00/06/25) |
分岐点から10分くらいで湿原から林の中へ入る。その手前で見つけたミズバショウの残党。 (00/06/25) |
帝釈山への道は、この弘法大師堂の左脇に付いていたが、台風により崩壊通行止の札が立っていた。時間が遅かったため、もとより行く気はなかったが、小屋で休んでいた登山者から、少し先へ行くとオサバグサが咲いていると教えられ、行って見た。残雪の樹林のなか、白く咲くオサバグサの群落を初めて見る。小屋の周囲は木々に覆われ全く展望はないが、地図を見るとこの辺が最高点のようだ。 (00/06/25) |