裏妙義丁須岩 1,057m(01/11/18)    コース:国民宿舎裏妙義(2時間)丁須岩(1時間45分)三方境(1時間30分)国民宿舎裏妙義
紅葉と岩峰
紅葉と岩峰
午前7時10分国民宿舎裏妙義の左脇から薄暗い樹林に入る。沢沿いの道は紅葉と垣間見る岩峰のコントラストが美しい。小1時間で木戸と呼ばれる場所に着いた。標識がなければここが「木戸」とは気がつかないかも知れないが、いよいよ両側に急峻な岸壁が目に付くようになる。最初の鎖だ。
笹が見受けられるようになり、石室を過ぎ、鎖場の連続となる。急な鎖場を登って御岳(963m)への分岐に上がり、岸峰を左へ回り込むと今日の目当ての丁須岩に着く。
丁須岩の右下部には鎖をつたって割合簡単に登れる。10人くらいはキャパシテイがありそうだ。ここからは眺めが良い。さらに肩まで登るには、ちょっと努力がいるが、ぜひともトライしたい。
丁須岩頂上へ
丁須岩頂上へ
丁須岩頂上へは鎖はついているもののややオーバーハングしており、登頂には決心が要る。ある程度腕力が必要なので、岩場に不慣れな者は控えたほうが良さそうだ。(もっともそういう人はこの肩までも登れないかも知れない)
ハンマーロック
ハンマーロック
丁須岩はもちろん好展望だが、3,4人ほどで満員なので長居はできない。恐怖で立ち上がれない者も多い。下りは足場が乏しく、少し振られるので、特に注意が必要。
丁須岩に対峙する岩のからは、このハンマーロックがいっそう際立って望める(この岩場も狭い)。

20mのチムニー
20mのチムニー
往路を戻るのも勿体無いので、丁須岩から赤岩へ向う。
まずは20mのチムニーを降りる。ほぼ垂直状なので、ザイル使用者が多く渋滞した。自分の番になったが、岩と岩の間が狭くてザックがつかえ、降下しづらかった。
ゴジラの背のような裏妙義
ゴジラの背のような裏妙義
赤岩大岸壁の下をトラバースし、烏帽子岩脇を通過する。
振りかえればゴジラの背のような裏妙義の岩峰が並んでいるのが見える。
縦走路は決して眺めが良いとは言えないが、変化に富み飽きさせない。
大紅葉のなかを下る
大紅葉のなかを下る
大紅葉のなかを降り進み、正午、三方境手前の林のなかで大休憩とした。 危険箇所もないかわりに、谷急山(1162m)が樹間に見えるのみで展望もない。通る人も割合と少ない。
  午後1時、三方境から左へ樹林帯を下る。やがて中木川左岸に出て川沿いに進み(地図は川を渡ることになっていたが道不明)、 国民宿舎裏妙義へ戻った。