五十嵐登山口はわかりにくい。林道終点まで行って探すが、踏跡が不鮮明なため、少し戻って車道右脇に小さな標識を見つける。杉の植林地を10分ほど進むと道は二分していて、右二ノ沢とある方へ進む。さらに10分ブナ林を進むと再び分岐しているので、今度は左飯士山の方へ。この辺から急な登りとなり、やがて岩場(写真)を通過するが、鎖もロープもなく、小さい子供連れには向かない。 (00/06/17) |
樹林帯の中、30m位のロープ場を登り終えると、見晴らしの良い尾根上に出る。そこから左に曲がるとすぐに西ノ峰頂上に着く。負欠岩からの道が左についている。狭い西ノ峰からの展望は良いが、目的の飯士山(写真)にはまだ15分ほどかかる。ここからいったん鞍部に下り、20m位のロープを頼りに登りかえすと山頂だ。 (00/06/17) |
西ノ峰からはひと登りで飯士山の山頂の一角に着く。三角点へはさらに右へ少し進む。山頂から南側を見下ろすと、岩原(いわっぱら)スキー場の緩斜面が大きく広がっているのが見える。写真には少し写っているが、すでにツツジの花期は終えており、山頂付近にイワウチワが見られたのみだった。 (00/06/17) |
飯士山の山頂の視界は360度で、谷川連峰、苗場山、越後三山、巻機山などが指呼の間だ。特に巻機山から柄沢山、朝日岳と続く上越国境の山並みは屏風の様で印象的だ。この後小雨となったので、早々に引き上げた。 (00/06/17) |
下山は負欠岩コースを選んだ。西ノ峰まで戻り、右手平野部の方に向かって降りる。降りはじめは少しヤセているので注意する。西ノ峰から10分ほどで飯士山の奇勝、負欠岩の上部に着く。最初は雪だるまのように見えたのが、ここに来るとずいぶんとホッソリとして見える。 (00/06/17) |
負欠岩の右をロープで降り、下から見上げる。負欠岩は二ノ沢のコースからも左手にちょっと望め、また違った形に見えるから面白い。この後、一枚岩があったりして、ここもやはり鎖・ロープがなく、雨天時などは特に危険なコースのようだ。子供連れの場合は岩原スキー場コースの往復が良い。岩場を過ぎればあとは分岐点まで雑木のトンネルをどんどん下るだけだが、道は沢状になっていて眺めも悪い。 (00/06/17) |