日光白根山2,578m 地図 コース:丸沼山頂駅(30分)大日如来(1時間)ガレ場・撤退(1時間)血の池地獄(1時間)座禅山(45分)五色沼(1時間15分)六地蔵(25分)山頂駅
標高2000mの丸沼ゴンドラ山頂駅
標高2000mの丸沼ゴンドラ山頂駅
日光白根山(奥白根山)は関東以北では燧ケ岳を抜いて最高峰で知られる。しかし、丸沼高原のゴンドラを使えば比較的容易に山頂に立てる。そういうわけで、約15分ゴンドラに乗り山頂駅で降りる。りっぱな展望台とレストハウスの間を通り登山道へ向う。正面にはめざす奥白根がそびえたつ(この日は雲の中)。(01.07.01)
大日如来
大日如来
自然散策コース(1周45分)の遊歩道を緩やかに登り、途中から右へ史跡散策コース(1周2時間)を行く。ここから山道らしくなり、血の池地獄への分岐を過ぎると勾配も増して、やがて大日如来に着く。再び緩やかな道となり、七色平への分岐を直進し、白根山の西側山腹を巻きつつ樹林帯の中を徐々に高度を上げていく。(01.07.01)
林帯帯の巻道を行く
林帯帯の巻道を行く
途中2箇所、山頂への直登ルートがあったが、いずれも崩落の危険性ありということで通行止になっていた。 緩やかな巻道が稲妻型の急坂となるあたりから風が強くなり、ガレ場下で雨混じりとなる。樹林を抜けると風圧はいよいよ厳しく、登頂を断念、往路を戻った。(01.07.01)

座禅山への道
座禅山への道
少々遠回りだが血の池地獄経由で、座禅山へ向う。奥白根山と座禅山の鞍部へは30分ほどの急登を強いられる。鞍部から左へ座禅山、右へ奥白根山。ものすごい多人数のパーテイが行列をなして奥白根目指して登っていた。人影のない座禅山への道を行く。シロバナヘビイチゴの群落を通り、ピークを越えていったん下る。間もなく火口底を見下ろせる座禅山2317mに着く。道標もない。周囲は樹林に覆われ、奥白根山が見えるだけの展望に恵まれない静かな山だ。(01.07.01)
五色沼と前白根山
五色沼と前白根山
座禅山から鞍部へ戻り弥陀ケ池へ下る。緑の小さな池だ。更に五色沼へと降りる。大きな五色沼湖畔からは五色山2244m、前白根山2373m、奥白根山とぐるりと囲む山々が望める。五色沼で昼食後、往路を戻る。前白根山を背に五色沼から弥陀ケ池への登り【写真】はちょっときつい。(01.07.01)
六地蔵
六地蔵
史跡散策コースまで往路を戻って六地蔵へ向う。樹林のなかを緩やかに下ると地蔵様が6体、扇形に並んで鎮座していた。それぞれハウス?におさまっている。「六道(六つの迷界---地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天)を輪廻転生する衆生の苦しみを、地蔵菩薩が救済するという思想から六地蔵信仰が広まった」との立札があった。
六地蔵の先にパラグライダー離陸場があり、若干眺めはあるが、立ち寄るほどの場所でもなかった。ここから山頂駅まで30分足らずだが、上り道なので最後のふんばりがいる。(01.07.01)

日光白根山その1(菅沼〜奥白根山〜五色沼〜五色山〜金精山〜菅沼)