戸隠山1,904m      コース:奥社入口(35分)奥社(2時間)八方睨(15分)戸隠山(45分)九頭龍山(45分)一不動(1時間20分)戸隠キャンプ場(35分)奥社入口
戸隠奥社と戸隠山

奥社駐車場から奥社へと2km弱参道を行く。中間点の門からは大杉が両側に続き、樹間からは戸隠山頂部が見える。最後に石段を上がり奥社に着くと、その背後には戸隠山がそびえていた(写真)。 (00/11/05)

百間長屋を行く

奥社左手から20分ほどの急登で大石のある尾根に出ると、戸隠山・飯縄山の眺めが良い。笹の多い道になると、じき最初の鎖場だ。鎖場はこの後次々と続く。鎖場を上がって五十間長屋の岸壁を左に巻き、百間長屋を通過(写真)。オ−バーハングしていて雨宿りには都合が良いだろう。この後、再び鎖を伝って石祠のある西窟に着く。
(00/11/05)

西岳

西窟を過ぎ、急な鎖場を登る。登山道は右へと続くが、左に岩場の小ピークがあって、見ると鎖がかかっている(ただし、途中まで)。恐竜の背のような岩場に一瞬ひるむ。ザックを置きカメラだけ持って登ってみた。上がると西岳の荒々しい姿が眼前に迫り、足場の悪さとあいまって思わず息をのむ。下りは恐くて四つんばいだった。なお、同行の家内は2、3mほど登って断念した。
(00/11/05)

蟻の戸渡り

長い鎖場が続き、胸突き岩と呼ばれる垂直状の壁をよじ登る。背後には飯縄山が絶景だが、のんびり眺める余裕はない。後続の家内を心配しつつ、とにかく三点確保を心がける。胸突き岩を約5分で登り、蟻の戸渡りに出る(写真)。右下に巻道もあるが、最後のナイフエッジは巻道がない。今日の山行の核心部だ。とにかく無事ここを過ぎれば戸隠山登頂は果たしたも同然である。
(00/11/05)


八方睨

なんとか蟻の戸渡りをクリアーし、緩やかに山頂をめざす。最後にチムニー状の急坂をあがってAM12:20八方睨に着いた(写真)。展望盤があり、360度の眺めで西岳、高妻山、乙妻山、妙高山、黒姫山、飯縄山、遠くには八ヶ岳連峰、北アルプスと今までの苦労が報われる。小広く平たんなので格好の休み場だ。(この先にはこれ以上の良い休み場はなかった。)この八方睨から九頭龍山縦走路は右ガケ左笹ヤブの道が続く。 (00/11/05)

戸隠山頂

八方睨からあっけなく着いた戸隠山頂は標柱があるのみで殺風景。高妻山(写真)が雄大で眺めは悪くないが、休憩する場所もないほど狭く、記念写真を撮って先へ進んだ。いくつかアップダウンを越え、九頭龍山手前のピークで昼食を摂ったが、ここは松の木が邪魔で眺めは良くなかった(ここを九頭龍山と勘違いした)。やがて着いた九頭龍山も狭い山頂で、三角点板はあったが展望は悪い。 (00/11/05)
一不動九頭龍山から大きく下って登り返し、1,888mのピークを左に巻いて避難小屋のある一不動に降りる。小屋はブロック造で頑丈そうだったが、入口の引き戸は動かなかった。直進は五地蔵山への道だが、右の涸沢へと下る。途中一杯清水から流れ出る水は次第に大きな流れになり、不動滝・帯岩の鎖場・滑滝と沢を下ってやがて牧場・キャンプ場に到着した時は夕暮れだった。
(00/11/05)

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