本白根山2,165m   コース:白根火山バス停(逢の峰経由30分)スキー場(1時間)本白根山探勝歩道最高地点(展望台・鏡池経由1時間30分)スキー場(弓池経由15分)白根火山バス停(往復30分)白根山湯釜

(その1・白根火山バス停〜本白根山〜白根火山バス停)
逢の峰から降り返り見た白根山と弓池(17KB)

午前11時30分白根レストハウスの有料大駐車場に入った。国道を横切ると、本白根山への道として、右に弓池からスキー場へ行く車道、左にロープウエイ山頂駅へと続く砂利敷の遊歩道がある。本白根山へ登るには、右の車道をスキー場まで入るべきだった(そのほうが近いうえ、無料)。どちらも登山口には徒歩15分ほどで着くようだが、直進して展望台のある「逢の峰」(2,110m)を越えて行くことにした。
逢の峰まではわずかの登りだが、丸太で組んだ階段は、土が流出していて歩きづらい。展望台から振り返ると、弓池、白根レストハウス、白根山(2,160m)が見える(写真)。

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逢の峰から望む本白根山登山口(14KB)

逢の峰からいったん笹の道を下り(写真)、スキー場リフト下に出る。左へ行けばロープウエイ山頂駅、右は弓池への道だ。直進してスキー場の斜面を登る。じきにゲレンデから右へ外れ、樹林帯へと入るが雰囲気は明るい。木道混じりの登山道は全般的にさしたる急登もなく歩きやすい。
空釜の向こうに横たわる本白根山展望台(17KB)

道が平坦に近くなったところで、樹林帯から一変、砂礫の世界になる。目の前に水のない空釜が大きく広がり、空釜の向こうには岩山が存在感を見せる。一般に山頂と呼ばれている本白根山の展望台(2,145m)である。
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山頂付近のコマクサ(23KB)

空釜の周囲で足元をみればコマクサの群落(といっても人為的に植栽したもの)が目に付く。高山植物の女王とも呼ばれるこのピンクの花は、ただひとり砂混じりの岩場のなかにあって可憐である。花が馬面のような形をしているのでコマクサ(駒草)と呼ばれるそうな。

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展望台への登り(22KB)

火口を右へ半周したところで道は二分し、左が展望台へ登る階段(写真)だが、先に右の本白根三角点、万座温泉方向へと行く。小平原からなだらかな尾根へと続くあたり一帯はコマクサ、コキンレイカのオンパレードだ。尾根に出ると左手に浅間山の眺めがすこぶる良い。ほどなく探勝歩道最高地点(2,150m)と書かれた場所につく。浅間山のほか横手山、小野子山、榛名山、浅間隠山鼻曲山赤城山、遠くに北アルプスと良く見渡せる。天気が良ければ富士山も見えるはずだ。ハイマツ帯の向こうに、三角点がある本白根山頂が手がとどくようだが、展望がなく、立ち入り禁止と聞いていたので、ここで分岐点まで引き返し、俗に本白根山頂と呼ばれている展望台へ登る。
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鏡池(14KB)

展望台でパノラマを楽しんだ後、下山は往路を戻らず、コマクサの咲く尾根をそのまま進む。ハイマツから樹林帯の下りとなり、行き交う者は少ない。途中、荒涼とした白根山の白い岩肌の大斜面が望める。鏡池(写真)を右手に見て、いったん登り返してからは、再び林の中を下り続ける。単調な道に飽きてきた頃、視界が開けてロープウエイ山頂駅の横に出た。左の舗装路を進み、弓池を見ながらレストハウス駐車場まで戻った。
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本白根山その2(白根火山バス停〜白根山湯釜〜白根火山バス停)