尾瀬沼への玄関口沼山峠へは現在マイカー規制で、御池からバスに乗らなければならない。沼山峠からは軽い登り約10分ほどでホント?の沼山峠に出る。
(90/07/?)
ホント?の沼山峠を越えると目指す尾瀬沼が見えてくる。「はるかな尾瀬〜、遠い空・・・」と歌が脳裏をよぎり、感動する光景だ。緩く下るとやがて大江湿原に入る。春はミズバショウ、夏はニッコウキスゲ(写真)などの大群落の中を行くことになる。 (90/07/?) |
尾瀬沼からは東北最高峰の燧ケ岳(2,356m)が圧巻の眺めだ。沼からの登山ルートは長蔵小屋近くからの長英新道と、長蔵小屋のほぼ対岸の沼尻からのナデッ窪コースがある。子供連れだったので尾瀬沼周遊にしたが、沼から離れ視界のない樹林の場所も多く、2時間以上もかかり予想外に疲労した。
(90/07/?)
大江湿原の中ほどから西へ入ると、ヤナギラン咲き乱れる場所(写真右)の先にお墓がある。長蔵小屋で尾瀬を守る平野家の墓だ。ヤナギランの群生は、尾瀬ではここだけという。⇒ (00/08/19) |
尾瀬沼の東べりにある長蔵小屋。尾瀬を訪ねるハイカーの多くが立ち寄る小屋だ。近くに売店やビジターセンターなども出来てやや俗化した雰囲気になった。 (00/08/19) |
御池駐車場の西端にある入山者カウンターを通りぬけて、燧裏林道を行くと、すぐに燧ケ岳登山道を左に分ける。 やがて上田代(尾瀬ヶ原の上田代とは違う)、横田代と湿原に入る。表側の大江湿原ほどではないが、バスに乗る必要も無く、静かなハイキングには丁度良い。 湿原にはワタスゲが白く広がり、ハイカーも撮影に余念がない。 (99/07/20) |
裏林道を更に進み、樹林帯を行くようになると右から渋沢温泉の道を合わせる。相変わらずの木道続きでうんざりするが、まだ新しい裏燧橋(写真)を渡ると三条の滝は間もなくだ。 (99/07/20) |
急坂を降りると、落差90mはあるという三条の滝に着く。梅雨どきだったためか、展望所から見る滝は豊富な水量で圧倒された。さすがに名瀑100選だ。尾瀬沼から尾瀬ヶ原を経てきたこの只見川は、やがて下流で阿賀野に注がれる。 40分ほど上流には平滑ノ滝があるというが、時間もないため後日の機会とし、ここで引き返した。 (99/07/20) |