女神湖畔で車中泊。前夜飲み過ぎて目覚めたら夜明けを過ぎていた。七合目まで車で上がり駐車、登山口鳥居のかたわらに無料貸与のステッキがあった。俺は健脚、そんなモンはいらんわいと勇んで鳥居をくぐった(その結果あとでケガする)。 なだらかな登山道も馬返しを過ぎてジグザグとなり、道脇のロープに従い登ること約30分で「天狗の露地」の標識。右に進むと岩だらけの斜面。乗鞍、御嶽方面の眺めが良い。元に戻って、三角形に組まれた階段道を登ると将軍平の蓼科山荘前に飛び出す。写真は山荘前から右手に蓼科山。 (00/08/06) |
山荘前では左手に大河原峠からの道を合わせる。我々が登った七合目からの登山道は全行程岩だらけだったが、小屋のひとの話では時間は少しかかっても、この大河原峠からのほうがまだ歩きやすいとのこと。 山荘で休憩後、山頂めざし山荘前広場を右に行く。かたわらにハクサンフウロが数輪咲いていた。山頂への途中、振り返れば山荘と将軍平が良く見えた(写真)。 (00/08/06) |
蓼科山荘から山頂までは岩場の急登が続くが長くはない。我慢のしどころだ。岩にペンキマークで山頂まで「後5分」のところで八ヶ岳連峰を眺める(写真)。ここまでくれば緩やかな登りとなり蓼科山頂ヒュッテは目前だ。 (00/08/06) |
蓼科山頂ヒュッテには蓼科山荘同様、管理人もいて売店もある。速乾性Tシャツを衝動買いした。ヒュッテ下にトイレがあったが、ここからの北横岳や八ヶ岳連峰はなかなかいい。長居をせずに山頂に向かった。
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蓼科山頂三角点はヒュッテのすぐ上の5分もかからないところにあった。360度岩だらけの広い平頂で、こんな山も珍しい。比較的容易に山頂を踏めたが、はじめからしまいまで石ころだらけ、岩だらけ、その印象度は非常に深いものがある。おそらく忘れまい。ただし、山頂周辺はだだっ広くて特定物がなく、下山ガス時には道を迷いやすいのではなかろうか。
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山頂中央部にある蓼科神社
(鳥居と小さな祠だけ)にお参りしてから、更に西端の展望台へ行けば、そこからの眺めは素晴らしかった。右手北側、白馬岳からはじまる北アルプスは雲海のはるか彼方に槍ケ岳、穂高岳、乗鞍岳と峰を連ねる。一呼吸置いて御嶽山が、そしてさらに左に中央アルプス、南アルプスと日本の屋根が続く。しかし、何といっても八ヶ岳連峰が大きい
(写真)。
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午前8時50分、雲が広がってきたので朝の宴会を打ちきり、下山をはじめた。快調に岩場を降りていったが、蓼科山荘への下りで左足首を外側に捻り、痛めた。山行でのはじめてのケガだ。幸い軽いのでそのまま下山。山荘で湿布し、なんとか七合目まで自力下山した。この後、北横岳に上る予定だったが、止む無く中止し帰宅。山を甘くみたツケだ。 なお、写真は蓼科山へのメインルート大河原峠 から将軍平方面を望む。 (00/08/06) |